1.ダウンロード
配布ファイルはZIP形式で圧縮されており以下のファイルが含まれています。
・verethragna.exe
・readme.txt
システムドライブが「C」の場合は「c:\verethragna\verethragna.exe」と配置するのがお勧めです。
「Program Files」「マイドキュメント」「デスクトップ」「ダウンロード」などのフォルダ内では、システム権限やログインユーザー権限の影響があるため、正常に動作しない時がありますのでご注意ください。
また、サーバーとクライアントのVerethragnaのバージョンは同じバージョンをご利用ください。
2.起動
「verethragna.exe」を実行します。
3.遠隔操作される側(サーバーモード)
「Mode」で「Server」を選択します。
待機するTCPポート番号を「Port」に指定します。
パスワードを指定する時は「Password」に入力します。
「OK」ボタンを押下すると接続待機の状態になります。
初回起動時はファイアウォールの設定が表示されますので許可してください。
もし表示されない時は手動にてファイアウォールの設定が必要になります。
待機状態ではタスクトレイにアイコンが表示されます。
アイコンを左クリックするとダイアログが表示されます。
VerethragnaをWindowsサービスとして登録する時は「Service」で「Install」を選択して「OK」を押下してください。
Windowsサービスとして動作させることで、OSの起動時に自動的にVerethragnaが起動され、ログイン画面などの権限の高い画面においても遠隔操作が可能になります。
デスクトップやマイドキュメントなどログインユーザーが権限を有するフォルダに「verethragna.exe」を配置した時は「Install」が表示されません。
登録時にユーザーアカウント制御(UAC)が許可を求めてきた時は許可してください。
Windowsサービスから削除する時は「Service」で「Uninstall」を選択して「OK」を押下してください。
タスクトレイのアイコン上で右クリックするとメニューが表示されます。
終了する時は「Quit」を選択してください。(Windowsサービスで動作時は「Reboot」となっています)
4.遠隔操作する側(クライアントモード)
「Mode」で「Client」を選択します。
接続するIPアドレスを「IP」、接続するTCPポート番号を「Port」に指定します。
パスワードを指定する時は「Password」に入力します。
暗号化通信を有効にする時は「Encrypt」を「On」にします。
「OK」ボタンを押下すると接続状態になります。
タイトルバーで右クリックするとメニューが開きます。
メニューでは以下の項目が選択可能です。
・Default Window Style(ウィンドウ標準スタイル)
・Video(映像伝送)
・Sound(音声伝送)
・Remote Control(遠隔操作)
・Enlarge Video(拡大表示)
・Actual Size(実寸サイズ)
・Video Quality(画質)
・Color Space(色空間)
・FPS(上限フレームレート)
・Monitor No(接続モニター番号)
・Sound Cache(音声キャッシュ)
・Received Files(受信フォルダ)
クライアントモードではウィンドウ、サーバーモードではダイアログにそれぞれファイルをドラッグ&ドロップするとファイルが転送されます。
転送されたファイルは「verethragna.exe」のあるフォルダに「recv」フォルダが生成されその中に格納されます。
各メニューの「Received Files」を選択することで受信したフォルダを開くことができます。
複数ファイルやフォルダの転送できません。
Shift + Ctrl + Alt + F11でフルスクリーン(全画面ウィンドウ)になります。
再度Shift + Ctrl + Alt + F11で通常ウィンドウに戻ります。
Shift + Ctrl + Alt + F12でサーバー側の特殊なマウス挙動に同期します。
再度Shift + Ctrl + Alt + F12で元に戻ります。
5.コマンドラインオプション機能
ショートカットやコマンドラインで起動オプションを指定可能です。
・起動メニュー
/servermode
サーバーモードを選択した状態で起動
/autostart
選択したモードで自動起動
/ip:<IPアドレス>
接続先IPアドレス
/port:<TCPポート番号>
接続先TCPポート番号、待機TCPポート番号
/password:<パスワード>
パスワード
・サーバーモード
/mic
マイクの音声を伝送
/remotecontrol:<値>
遠隔操作(0:無効、1:有効)
・クライアントモード
/fps:<上限フレームレート>
上限フレームレート(既定値:60)
/monitor:<モニター番号>
接続モニター番号(0:Primaty)
/enlargevideo:<値>
拡大表示(0:無効、1:有効)
/remotecontrol:<値>
遠隔操作(0:無効、1:有効)
/sound:<値>
音声伝送(0:無効、1:有効)
/encrypt
暗号化通信
/videoquality:<値>
画質(1~8、既定値:4)
/soundcache:<値>
音声キャッシュ(10~3000、単位:ミリ秒、既定値:100)
/fullscreen
接続開始時にフルスクリーン
/reboot
サーバー側のVerethragnaを再起動(サーバー側がWindowsサービスとして登録時のみ)
/mousesync
サーバー側の特殊なマウス挙動に同期
/windowx:<ピクセル>
ウィンドウX座標(単位:ピクセル)
/windowy:<ピクセル>
ウィンドウY座標(単位:ピクセル)
/windowcx:<ピクセル>
ウィンドウ幅(単位:ピクセル)
/windowcy:<ピクセル>
ウィンドウ高さ(単位:ピクセル)
/video:<値>
映像伝送(0:無効、1:有効)
/colorspace:<値>
色空間(0:YUV420、1:YUV444)
(例)verethragna.exe /ip:192.168.0.1 /port:2048 /sound:0
6.ログ機能
「verethragna.exe」と同じフォルダに「log.txt」を作成しますと起動や接続などのログが出力されます。
7.ゲームパッド機能
まず、サーバー側には事前に「vJoy」がインストールされている必要があり、さらにvJoyがインストールされた「x86」フォルダの「vJoyInterface.dll」と「vJoyInterfaceWrap.dll」を「verethragna.exe」と同じフォルダにコピーして配置しておく必要があります。
次に、サーバー側の「verethragna.exe」と同じフォルダに「mk42.dll」を配置しますとゲームパッドが利用できるようになります。
「mk42」は上記「Download」からダウンロードしてください。
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